コロナウイルス騒ぎに思うこと
いよいよ東京オリンピックの延期が決定し、政府による緊急事態宣言発令が現実味を帯びてきたように思う。
都民ファーストでない都知事と信用ならない政府
その第一段階として昨日、小池東京都知事が今週末の不要不急の外出自粛を要請し、それに呼応するように首都圏の各自治体の首長も同じようなメッセージを発信した。
ただ、オリンピック延期決定を待ったために初動が遅れ、すでに感染の拡大が進んでいるのは火を見るより明らかであり、現に感染者数の急増が報告されている。
一方、文部科学省や菅官房長官は先日発信した新学期からの休校処置解除については、変更なしと断言し、検討することへの言及はなかった。
ちなみに、学校再開の条件は、3密(密閉、密集、密室)としてマスクを着用したり換気をする対策を求めているが、そもそもマスクは手に入らない、教育では人と人の接触が不可避であることから、実現が到底無理である。
これら二つの方針は、明らかに矛盾しており、言っている事と現実が乖離しているのである。
このように、政府からの情報は全く信用ならない。
自分の身は自分で守ろう
では、どうすればいいか。自分で情報を集めることが大事だなと改めて感じた。
そんな中、最近こんなサイトが開設された。
iPS細胞で有名な山中先生がコロナ情報をまとめたサイトを作ってくださったそうだ。
このサイトのポイントは、最新の研究論文をわかりやすく的確にまとめてくれていること。
情報を集める時に大事なことは、できるだけ1次情報を集めること。
Twitter等で拡散されている情報は、誰かが転送している2次情報であり、その人の解釈や偏見が入り込む余地があるので、信憑性にかける。だから、ウソを平気で信用する人が続出してパニックになる。
やはり、信用できる機関が発信している情報そのものから、自分で読み取らなくてはならない。
ここで大事だと思うのは、たとえ山中先生が言っていることでも、全て鵜呑みにしないこと。そのような批判的意識を持って山中先生の話を聞くことで、自分が必要な情報を掴む力が伸びると考えている。
そしてもう一つ。最近改めて英語が理解できて良かったと思うことがあるのだが、それは英語でより早く世界の情報にアクセスできるからだ。
コロナの問題は、もはや中国や日本だけの問題では無い。世界中で感染が広がり、世界中の科学者がその対策を必死に研究してくれている。
この研究や論文が日本語に訳されるまでにはタイムラグがあるし、メディアは都合の良い情報しか発信しないので、全て信用できるわけでは無い。だから、英語で論文を読めるアドバンテージは大きい(医療系の専門用語はさっぱりわからないので、そんな時に山中先生の要約がとても助けになる)。
山中先生のサイトは、英語の論文のリンクを紹介してくれているので、そういう意味でもとても良いものだと感じた。
もし、他にも同じようなサイトがあればぜひ教えてください。
今日もありがとうございました。