男性育休教員の日常

某公立高校に勤務する育休取得中の教員の日常について記録するブログ

育児と学校の相違点と共通点

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おかげさまで、先日第一子となる女の子が爆誕し、怒涛の育児生活がスタートしました。

 

通常の学校での勤務とはまた違った大変さで、あっという間に日々が過ぎ去ります。

 

 

 

育児と学校生活の違い

1.予定が決まっているかどうか

学校での生活は、時間割によってある程度決まっています。

 

つまり、事前に準備したり、次の動きを考えて行動できます。

 

育児は、そうはいかないということを1日目から痛感させられました。

 

母乳は1日8回左右7分ずつ+ミルクと言うけれど...赤ちゃんは3時間おきなんていう概念がありませんから、腹が減ったら泣き叫びます。その必死さと言ったらもう!

 

赤ちゃんにとっては生きるか死ぬかの問題ですから同然ですよね。

 

でも、新米パパママにとったら、そんなにすぐにお乳をあげていいのやら、さっぱりわかりません。

 

私はなんでも事前に万全を期すタイプなので、赤ちゃんのペースで進む日々にまだまだ戸惑っております。

 

自分のことを押し付けない、相手のペースに合わせることの大切さを学ばせてくれます。

 

 

育児と学校の共通点

1.相手のペースに合わすことが大事

先程の違いと表裏一体なのですが...

 

学校では、どうしても教員側の指示に生徒を従わせることを是とします。

 

教員側はかなりの時間をかけて授業や行事を準備しているわけですから、こちらの想定通りにことが運ばないと生徒のせいにしてしまいがちです(私だけでしょうか...)。

 

でも、よく考えて生徒の視点に立てば、かなり無理のあることですよね。

 

40人いれば、40通りの考え方があり、一つの指示に全員が従うと言う方が、専制的でどこかの独裁国家みたいなことになってしまいます。

 

育児も同じで、赤ちゃんはまだなにもわかっていないので、親の気持ちなんてまったく考えず、自分の欲求どおりに生きています。

 

それを無理に親のやり方にはめようとしするから、お互いにストレスが溜まってしまうのです。

 

例えば、以前までは23時に寝て6時に起きる生活がすべてと思っていましたが、育児が始まってからは、寝る時間は赤ちゃんの気分次第で毎日バラバラ、起きるのは朝10時なんていう生活です。

 

ただ、難しいのは、なんでも赤ちゃんや生徒のワガママをOKしていては、自律した人に成長してくれないのではないかということです。

 

なんでもバランスが大事、相手のペースに合わせながらも、こちらの意図をしっかり持って対応することが大事ですね。たぶん。

 

2.主役は私ではない!

やる気まんまんで育休を取得しましたが、育休を取得するのがゴールではない、娘と充実した時間を過ごすことが目的だと言うことです。

 

学校も同じで、あくまで生徒がどれだけ成長できるか、教員はそのことを第一に考えていろいろな活動を行っているので、もちろん主役は生徒と言うことになります。

 

どうしても、教員側、パパ側の視点でいろいろ考えがちですが、あくまで相手をサポートする立場だということは、学校にいても家庭にいても変わりません。

 

3.〇〇がいないとどうにもならない、なんてことはない!

育休を取る前は、自分が担当している仕事を誰かに任せることにとても抵抗がありました。

 

でも、いざ取得を決断すると、代わりの人にお願いしても、学校運営には大きな影響がないということがあっさりとわかりました。

 

自分がいなければ...なんて見栄はさっさと捨てて、誰かにお願いできることはお願いする、という気持ちでいれば、普段の仕事に対するストレスもかなり軽減されるのではないかと、今は思います。

 

育児も同じ、よく母親にしかできないことがあると言われますが、案外そんなことがないというのがここ一週間の実感です。父親でもできるじゃん!

 

授乳も、搾乳機を買ったのでこれからパパがやってやろう!という気でいます。

 

ここが大事なところで、育休取得を迷っている男性の方々にはぜひ伝えたい大事なことなので、また日を改めてゆっくり書いてみたいと思っています。