男性育休教員の日常

某公立高校に勤務する育休取得中の教員の日常について記録するブログ

育児と学校の相違点と共通点

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おかげさまで、先日第一子となる女の子が爆誕し、怒涛の育児生活がスタートしました。

 

通常の学校での勤務とはまた違った大変さで、あっという間に日々が過ぎ去ります。

 

 

 

育児と学校生活の違い

1.予定が決まっているかどうか

学校での生活は、時間割によってある程度決まっています。

 

つまり、事前に準備したり、次の動きを考えて行動できます。

 

育児は、そうはいかないということを1日目から痛感させられました。

 

母乳は1日8回左右7分ずつ+ミルクと言うけれど...赤ちゃんは3時間おきなんていう概念がありませんから、腹が減ったら泣き叫びます。その必死さと言ったらもう!

 

赤ちゃんにとっては生きるか死ぬかの問題ですから同然ですよね。

 

でも、新米パパママにとったら、そんなにすぐにお乳をあげていいのやら、さっぱりわかりません。

 

私はなんでも事前に万全を期すタイプなので、赤ちゃんのペースで進む日々にまだまだ戸惑っております。

 

自分のことを押し付けない、相手のペースに合わせることの大切さを学ばせてくれます。

 

 

育児と学校の共通点

1.相手のペースに合わすことが大事

先程の違いと表裏一体なのですが...

 

学校では、どうしても教員側の指示に生徒を従わせることを是とします。

 

教員側はかなりの時間をかけて授業や行事を準備しているわけですから、こちらの想定通りにことが運ばないと生徒のせいにしてしまいがちです(私だけでしょうか...)。

 

でも、よく考えて生徒の視点に立てば、かなり無理のあることですよね。

 

40人いれば、40通りの考え方があり、一つの指示に全員が従うと言う方が、専制的でどこかの独裁国家みたいなことになってしまいます。

 

育児も同じで、赤ちゃんはまだなにもわかっていないので、親の気持ちなんてまったく考えず、自分の欲求どおりに生きています。

 

それを無理に親のやり方にはめようとしするから、お互いにストレスが溜まってしまうのです。

 

例えば、以前までは23時に寝て6時に起きる生活がすべてと思っていましたが、育児が始まってからは、寝る時間は赤ちゃんの気分次第で毎日バラバラ、起きるのは朝10時なんていう生活です。

 

ただ、難しいのは、なんでも赤ちゃんや生徒のワガママをOKしていては、自律した人に成長してくれないのではないかということです。

 

なんでもバランスが大事、相手のペースに合わせながらも、こちらの意図をしっかり持って対応することが大事ですね。たぶん。

 

2.主役は私ではない!

やる気まんまんで育休を取得しましたが、育休を取得するのがゴールではない、娘と充実した時間を過ごすことが目的だと言うことです。

 

学校も同じで、あくまで生徒がどれだけ成長できるか、教員はそのことを第一に考えていろいろな活動を行っているので、もちろん主役は生徒と言うことになります。

 

どうしても、教員側、パパ側の視点でいろいろ考えがちですが、あくまで相手をサポートする立場だということは、学校にいても家庭にいても変わりません。

 

3.〇〇がいないとどうにもならない、なんてことはない!

育休を取る前は、自分が担当している仕事を誰かに任せることにとても抵抗がありました。

 

でも、いざ取得を決断すると、代わりの人にお願いしても、学校運営には大きな影響がないということがあっさりとわかりました。

 

自分がいなければ...なんて見栄はさっさと捨てて、誰かにお願いできることはお願いする、という気持ちでいれば、普段の仕事に対するストレスもかなり軽減されるのではないかと、今は思います。

 

育児も同じ、よく母親にしかできないことがあると言われますが、案外そんなことがないというのがここ一週間の実感です。父親でもできるじゃん!

 

授乳も、搾乳機を買ったのでこれからパパがやってやろう!という気でいます。

 

ここが大事なところで、育休取得を迷っている男性の方々にはぜひ伝えたい大事なことなので、また日を改めてゆっくり書いてみたいと思っています。

 

 

 

 

 

妊婦さんがいまできること!

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コロナ第5波が日本中を席巻しています。

 

持病がなくても感染が恐いのに、妊娠している妻が感染してしまったらと考えるとなお一層恐いですね。

 

昨年末に妊娠が判明してから、第3波、第4波、第5波をなんとか乗り越えて、ようやく予定日を迎えられました。

 

時の首相がまず自分たちでなんとかしろと自助を迫ってくるなど、なんとも無責任な国になってしまったなと思いながら、それでも自分たちの身を守るためにいくつかやってみたことを紹介したいと思います。

 

 

①母子健康カードを活用しよう!

 

この制度はコロナが拡大する前から広く知られていたようであるが、コロナ禍の中で少しでも感染の不安を感じる妊婦が積極的に活用できるように、厚生労働省も運用を促進してくれて、今はその特例期間が延長されています。

 

ninps.com

育休前に時短勤務や休業するとなると、育休中の手当が減額されてしまいます。ただ、背に腹はかえられない、もし感染してしまい万が一のことがあれば、母子の健康に大きな影響が出てしまうし、感染しなかったとしても、感染するのではないかというストレスだけでもまだまだ未熟な赤ちゃんにはどんな影響が出るかわかりません。

 

特に、私の妻は医療従事者だったため、相対的なリスクが高く、迷わずこの制度を活用することにしました。

 

ただし、現在休業中の傷病手当を申請している最中であり、休業手当が出るかはまだわからないというのが勤務先からの返答です。その理由は、これまでコロナへの精神的不安を理由に休業した例がないからとのこと。

 

まだ決まったわけではないが、万が一手当が支給されないということになれば、国が言っていることと実態が伴ってないということではないでしょうか。今後動きがあれば、また報告したいと思います。

 

②ワクチンを接種しよう!

先述の通り、私の妻は医療従事者です。そのため、幸いなことに5月頃、ワクチン接種の案内が来ました。ただ、その頃はまだワクチンの情報がまだまだ少なく、ワクチンを接種すべきかどうかは本当に迷いました。

 

最終的には接種することに決めたのですが、それが正解だったのかどうかはまだわかりません。でも、私たちがなぜ摂取を決めたのか。

 

今迷っている人にとって少しでも参考になればと思います。

 

ワクチン接種のメリット

 1.妊婦は感染した場合の重症化リスクが高く、その危険性を抑制できる。

  

新型コロナに感染した妊婦 妊娠後期に症状重い傾向 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

妊娠後期は、コロナに関わらず感染症に対して脆い時期であるということはこれまでも指摘されてきました。

 

それに加え、治療薬がないコロナへの恐怖は計り知れません。妊娠は基礎疾患には含まれまっせんが、一般の人よりも感染した場合のリスクは高いということを認識しておく必要はあると思います。

 

 2.赤ちゃんが抗体をもった状態で産まれてくる

 3.現状、流産や切迫早産になる割合は、摂取しなかった場合と変わらない。

私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省

 

もちろん、接種の影響がまったくないかどうかは、もっと後になってみないとわかりません。

影響があるかもしれないし、影響がないかもしれない。

 

ただ、これだけ世界中が混乱してる現状において、子供が接種できるワクチンがない現状において、抗体と持って産まれてくることができることは、この上ない防御策の一つではないでしょうか。

 

 4.居住地が都市部にあり、日々感染リスクを感じながら過ごすストレスを軽減できる。

身の回りに感染者がいなければ、対岸の火事で済ませられたかもしれません。

 

しかし、私の居住する地域では毎日のように何十人何百人の方が感染し、ウイルスはすぐそこにあるという危機感がずっとありました。

 

今回はワクチンを打って防御するという選択を取りましたが、今後も同じようなウイルスが蔓延する可能性は高いです。

 

今回のウイルスは、大都市での感染が目立ちますし、人間が集まって暮らしていれば当然の結果です。

 

現在、どこに家を買おうか検討中なのですが、自分を命を守るためにはどこで暮らすかも大きな分かれ道になります。

 

地震、水害、犯罪等に加えて、ウイルスへの暴露や、自給自足できる生活が可能かなど、色々なことを考慮に入れて、人生最大の買い物をどうするか考えていこうと思いました。

 

ワクチン接種のデメリット

 1.副反応や胎児への影響は長期にわたって観察しないとわからない

 2.接種直後に副反応で重篤な症状が出た人が少なからずいる

 

twitterやネットニュースを見ていると、ワクチンに関する情報が錯綜している。確かに、否定的な情報もあり、見たくない気持ちはあるが、それを完全に否定できるだけの知識が私にはない。

 

ただ、ワクチンの情報に限らず、情報収集をする際には、できるだけ1次情報に近いものを集めるように心がけている。事実は味方によって、解釈が別れるし、認識も異なってくる。

 

そんな中で、色々な人の意見も参考にしながら、その意見の根拠となる情報源を確認し、可能であればその元データを自分で少しでも見てみることを意識するようになりました。

www.covid19-yamanaka.com

山中先生のHPは情報の元データがはっきりと示されているので、信頼度が非常に高いです。

www.cdc.gov

 

論文は専門知識がないとなかなか読みづらいですが、一般向けのHPならなんとか太刀打ちできます。

 

英語を少し齧った程度の英語教師ですが、英語が少しできると世界が広がるだけでなく、自分が求めるデータに自分で手を伸ばすことができるというアドバンテージがあります。

 

道で困っている外国人に英語で話しかけられるなんていうシチュエーションは人生に1回あるかないか。

 

でも、新しい機会に自分で手を伸ばすことはできます。その手が、日本語と英語の2本に増えただけでも世界は何十倍にも広がるということを生徒にも伝えているのですが、なかなか伝わらないですね。笑

育休取得までの道のり(後半)

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最終的には、9〜12月(2学期の間)の4ヶ月育休を取得することになったのですが、そこに至るまでの道のりについて、少し振り返ってみようと思います。後半戦です。

 

④2021年4月(妻妊娠6ヶ月)

いよいよ新学期がスタート。久々に担任を外れたので、少し気持ちが楽でした。

この時点で、同じ部署の主任の先生だけには育休取得について相談済みですが、それ以外の先生にはまだ話をできていません。

 

最初にやることは、部署内での役割分担。教員は授業だけやっていればOKなんてことはありません、学校生活に関する凡ゆる雑務で日々忙殺されます。

 

生徒との面談や授業はもちろんですが、奨学金の申請手続きや地域との会合、校内の消毒、地域からのクレーム対応、下校指導、諸費用の徴収まですべて教員の仕事です。教員でないとできない仕事の多いこと...

 

例年なら消極的な私ですが、今年は育休で不在時の分も人一倍働いて周囲の信頼を得ていないといけないなと思い、任された仕事はすべて断らずに引き受けることにしました。

 

幸いにも、私の部署は1学期が繁忙期で、不在にする2学期は比較的余裕のある期間になるので、育休までにできることはたくさんありました。

 

育休は権利であり取得することに問題はないのは頭ではわかっているのですが、周囲の同僚の理解がないと人間関係やひいては今後育休を取得しようと思う人に悪い印象を残してしまいます。

 

人よりも倍動いてやろうという気持ちで、新学期をスタートさせました。

 

⑤2021年5月(妻妊娠7ヶ月)

年度当初のバタバタがひと段落した頃、校長との面談がありました。

勤務校では、人事異動により新年度から新しい校長が着任しています。

前任から引き継ぎはされているはずですが、もう一度自分の口から事情を説明し、協力してもらえるように関係を築きます。

 

管理職の先生に一番お願いしないといけないのは、代わりの先生を見つけてもらうことです。私の場合は、2学期だけという中途半端な時期にも関わらず、ピンチヒッターを見つけてもらわなければなりません。

 

教科、通勤距離がマッチするだけでなく、そもそも時間に余裕があり、4ヶ月だけ働いてくれる都合のいい人なんているのか。

 

しかも問題は、正式に新しい先生と契約できるのは、妻が出産後に育休届を出した後、つまり8月中旬にならないとダメだということです。(もちろん、目ぼしい人材を探しておくことは可能ですが。)

 

半年以上前から相談し、休む教員がいるとわかっているのに直前まで代わりの先生を探すことができないことに疑問を感じざるを得ません。

 

民間ではどうなのでしょうか。代わりの人材を探すことができるだけでも公務員は恵まれているのでしょうか。

 

政府は育休取得を促進するため、事業所に育休取得の希望を聞く義務を設けましたが、

 

www3.nhk.or.jp

そもそも人材不足が深刻な業種はたくさんあり、そこに金銭的な問題も絡むと育休を積極的にとろうと思う人がそう簡単に増えるとは思えません。

 

⑥2021年8月(妻妊娠10ヶ月)

1学期が無事終わり、夏休みに入りました。

 

正産期を迎え、出産準備が本格化。

1学期最後の職員会議で私の育休取得が報告され、周知の事実に。

 

いろいろな先生にご挨拶をしているときも、温かいお言葉をいただくことばかりで、本当にいい職場に恵まれたなと思いました。

 

でも、代わりの先生はいまだに見つかっていません。代わりの先生が来てくれることを願いつつ、時間がある時に引き継ぎの準備と机の整理をしました。

 

普段、自分がどのようなことを仕事をしているのか、振り返ることはなかなかないので、自分が担当している仕事をリストアップして驚きました。

 

細かく分けると100ほどの仕事を担当していました。

 

授業のこと、成績処理のこと、部活動のこと、部署のこと、書き出して簡単に説明するだけでも1日かかりそうでした。

 

先生は何でも屋でないとやっていけないと改めて実感しました。

 

あとは、無事子供が産まれ、育休届を出すのみです。

 

無事に産まれてくることを願いながら。

 

 

 

育休取得までの道のり(前半)

 

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最終的には、9〜12月(2学期の間)の4ヶ月育休を取得することになったのですが、そこに至るまでの道のりについて、少し振り返ってみようと思います。

 

育休を取ろうと思ったきっかけ

 

同じ職場には男性で育休を取得している人はいませんでしたが、同じ大学の先輩教員が育休取得していることをSNSで発信されているのを見て、そういう道もありだなと思ったのがきっかけでした。

 

第一人者にはなりきれない、日本人パワー全開です。

 

育休取得までの道のり

①2020年12月(妻妊娠2ヶ月)

 

妊娠検査薬で陽性になり、妊娠が発覚。

妻と喜びに浸りながらも、安定期に入るまではまだまだ安心できない日々です。

 

②2021年2月(妻妊娠4ヶ月)

ようやく安定期に入ったタイミングで、いよいよ育休取得に向けての行動をスタート。

 

当時担任をしており、私の学校では持ち上がりが基本なので、新年度も同じ学年の担任を任される可能性が高かったのですが、もし育休を取得するとなると途中で担任交代ということになってしまいます。

 

男の先生でも育休をとるというインパクトも大事かなという思いもありましたが、それは私一人で決めるべきことではないので、まず学年主任に相談。

 

幸いなことに、同僚の先生方は理解のある懐の深い方達ばかりなので、「今しかできないことを」ということで、快く背中を押してくれました。

 

ただ、担任が途中で交代するということは大きなことなので、職場全体でカバーできるように管理職と相談する必要があるということも言われました。

 

新年度の校務分掌は、基本的に校長が決めることであり、そのリミットが迫っている時期でもありました。

 

直属の先輩の後押しもあり、すぐに校長に相談。ここでも育休取得については応援するということを言っていただき、一安心でした。

 

最初は2ヶ月程度の育休取得を考えていましたが、3ヶ月以上でないと代わりの教員を充てられないという制度があることを知り、結果的には9〜12月(2学期の間)の計4ヶ月の取得ということで話が落ち着きました。

 

校長からは年度末までの7ヶ月にしてくれた方が、代わりの先生を探しやすいという話もありました。

 

確かに、年度末までの方がキリがいいのは間違いないのですが、妻も私も育休を取得するとなると収入がこれまでの2/3以下になってしまい、経済的にしんどくなるのも事実です。

 

ただ、これは強制する話ではなく相談ということで話をされたので、こちらの事情も説明して4ヶ月という話に落ち着きました。

 

この辺のお金の話は、また後日ゆっくり書きたいと思います。

 

③2021年3月(妊娠5ヶ月)

校務分掌が全体で発表される前に校長に呼ばれ、担任から外してもらえることに。

 

教員には担任以外にもたくさん仕事があり、ヒマな部署なんてないのはもちろんなのですが、やはり一番大変なのは日々最前線で生徒や保護者と向き合う担任です。

 

新年度は、生徒とは少し距離を置いて、家庭としっかり向き合うことを可能にしてくださった管理職や同僚の先生方には感謝しかありません。

 

ここで難しいのは、どこまで育休取得の意向を打ち明けるのか。

妊娠安定期に入ったとはいえ、いつなにが起きるかわからないのも事実。

そうした中で妊娠のことを伝えることは、非常に複雑な気持ちになります。

もし、なにかあった時の精神的ダメージは計り知れません。

 

しかし、新年度の校務分掌でいきなり担任を外れることになった私に、「なぜ?」と聞いて来られる同僚もたくさんいましたし、当然のことです。

 

これから育休取得中にご迷惑をおかけする同僚のみなさんに話を打ち明けられないことは非常に心苦しかったです。

 

私の場合は、所属する部署の長(前年度および新年度)と管理職の先生だけに直接相談することにしました。他の先生方には、育休取得がいよいよ迫って引き継ぎをするタイミングで相談をすることにしました。

 

なんとか新年度を無事迎えることができそうで、ほっとした年度末でした。

 

新年度のことについては、後半で。

 

 

 

 

育休とります!

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いま、隣でスマホに夢中になっている妻のお腹の中で暴れ回っている新しい命。

 

昨年末に妊娠が発覚して早いものでもう10ヶ月が経とうとしています。

 

コロナ禍で普段通りの生活ができない日々が続き、普段なら気にする必要のないことにまでストレスを感じながら頑張ってくれている妻には、感謝しかありません。

 

そんな妻の隣にいるだけの私ですが、パパになりに当たって考えたこと。

 

①新しい命が生まれるということは奇跡

実は、今回の命を授かるまでに、私たちにとって2回、悲しいことがありました。

 

それまでは、妊娠が判明すれば、順調にお腹が大きくなり、生まれることが当たり前だと思っていました。

 

でも、6回に1回はこの世に生まれることなく、命を全うするということを、初めて知りました。

 

想像以上に辛い経験で、親しい友人にも打ち明けることができていません。

 

気づいていないだけで、周りにも同じような経験をした人がたくさんいる。

 

そのことを学ぶことができただけでも、その子たちには感謝に気持ちしかありません。

 

だからこそ、今度生まれてきてくれる子を大事にしようという気持ちが大きくなりました。

②育児ができるのは、今しかない

生徒にとって、学生生活は1度きり。

 

もちろん、教員にとっても今向き合う生徒との出会いも1度きりです。

 

でも、長い教員生活の中では、入学式も卒業式も何度も経験していくでしょう。

 

ただ、我が子の育児は本当に1回しかありません。

 

③生徒も大事だけど、自分の子供はやはり特別

もちろん、生徒も我が子もどちらも大切な存在であることは間違いありません。

 

去年担任をしていた生徒を卒業まで見届けたい気持ちはありました。

 

でも、今しかできないことはどちらか、と考えた時に、私は育児を取ることにしました。

 

私以外にも優秀な教員はたくさんいます。私の代わりを見つけるのは簡単です。

 

しかし、生まれてくる子にとって、親は私と妻の2人しかいないと改めて考えました。

④男性が育休を気兼ねなくとれる社会=みんなが暮らしやすい社会

最近、親の教育力が落ちているということを、教員同士でもよく話します。

 

一昔前までは、3世代で同居し、みんなで子供を育てることは当たり前だったと本で読みました。

 

今は、核家族化が進み、親以外が育児に関わる機会が少なくなりました。

 

しかし、父親の育児への参加率は以前低いままです。

 

男性の育休取得率「1割の壁」はじめて超える 「男性版育休法」追い風になるか(LIMO) - Yahoo!ニュース

 

2021年にもなって、やっと10人に1人、しかもたった数日でも取得した割合がこれです。

 

まずは、母親だけに負担させるのではなく、父親も一緒に参加すれば、少しでも子育てしやすい社会に近づくのではないか。

 

こんなことを考えながら、育休取得を決意しました。

 

ちなみに、タイトルも変更しました。笑

 

育休取得経験のある先輩方のアドバイスをいただきながら、頑張っていこうと思います。

 

ただ、出産予定日は今週末なので、まだ産まれてないんですけどね。

 

無事に産まれてくれ〜!

 

 

 

 

投資はじめました

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コロナウイルスの影響で、いよいよ来週から在宅勤務の許可が出ました。

 

周りの同僚は、あんまり気乗りしていないみたいですけど、せっかくいただいた権利なので私は月曜から早速在宅勤務をスタートしようと思います。

 

とはいえ、今日は土曜日。勤務日ではないので、久しぶりに読書をしました。

 

 

1日かからずに読み終えました。とてもわかりやすいのでおすすめです。

 

内容は、インデックス投資(ETF)を積極的に行い、近い将来に利回りだけで生活することを目指す方法です。極端に言えば、仕事を早期にリタイアすることもできるということです。詳しくはネタバレになるので書きませんが、Keywordだけ備忘録的に記録しておこうと思います。(投資についてはど素人なので、間違いがあってもご容赦ください。)

 

まず大事な数字が4%というもの。

 

これはETFを運用するに当たって目標とする利回りの率です。購入するETF商品の利回りではなく、インフレや手数料を差し引いた実質的な数字です。

 

具体的には、100万円を1年間運用したら4万円不労所得が入るということですね。

 

将来的には4%の利回りで得た収入だけで現在の生活を継続することを目標とするので、逆算するとその25倍の資産を株式で所有する必要があります。

 

現在、夫婦2人の生活費がだいたい月25万円程度なので、年間の生活費は300万円。300万円の25倍は7500万円が必要ということ。

 

これから毎月10万円ずつ貯蓄するとすると62年かかってしまうので、目標達成する前にしんでしまいます。

 

私は今の仕事が嫌ということはまったくなく、65歳くらいまでは続けたいと思っているので、この目標を達成して早期リタイアする気はありません。

 

しかし、老後少なくとも2000万円が必要と言われて世間を騒がせた事件もつい最近ありましたが、いやいや、2000万円でも全然足りないだろうというのが本音です。

 

そこで、少しでも自分で資産を築けないかということで今回の方法を採用してみることにしました。

 

ところで、どうして今回の方法にたどり着いたか。

 

これまで保険のセールスマンや銀行でいろいろな投資の話を聞きましたが、どれも胡散臭い。

 

外貨建て生命保険なんて、手数料だけでもバカにならん。

 

そこで、一番信頼できる投資に精通している人はいないかと考えたところ、高校の同級生に一人天才がいたのを思い出しました。

 

偏差値75オーバーの彼なら...ということで相談した結果、二つ返事で今回の方法を紹介してくれました。

 

ただ、すべて鵜呑みにするほど私もバカではないので、自分でもしらべてみようと思い、インターネットや本を読んで勉強しました。

 

ようやく妻の説得も成功し、これから投資をスタートします。

 

ドルコスト平均法で少しずつ着実に積み立てる方法なら、株価の変動を恐れすぎる必要もなく、ただただ数十年我慢し続ける日々が続きますが、めげずにがんばろうと思います。

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

コロナウイルス騒ぎに思うこと

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いよいよ東京オリンピックの延期が決定し、政府による緊急事態宣言発令が現実味を帯びてきたように思う。

 

都民ファーストでない都知事と信用ならない政府

その第一段階として昨日、小池東京都知事が今週末の不要不急の外出自粛を要請し、それに呼応するように首都圏の各自治体の首長も同じようなメッセージを発信した。

 

ただ、オリンピック延期決定を待ったために初動が遅れ、すでに感染の拡大が進んでいるのは火を見るより明らかであり、現に感染者数の急増が報告されている。

 

一方、文部科学省や菅官房長官は先日発信した新学期からの休校処置解除については、変更なしと断言し、検討することへの言及はなかった。

 

ちなみに、学校再開の条件は、3密(密閉、密集、密室)としてマスクを着用したり換気をする対策を求めているが、そもそもマスクは手に入らない、教育では人と人の接触が不可避であることから、実現が到底無理である。

 

これら二つの方針は、明らかに矛盾しており、言っている事と現実が乖離しているのである。

 

このように、政府からの情報は全く信用ならない。

 

自分の身は自分で守ろう

では、どうすればいいか。自分で情報を集めることが大事だなと改めて感じた。

 

そんな中、最近こんなサイトが開設された。

 

www.covid19-yamanaka.com

 

iPS細胞で有名な山中先生がコロナ情報をまとめたサイトを作ってくださったそうだ。

 

このサイトのポイントは、最新の研究論文をわかりやすく的確にまとめてくれていること。

 

情報を集める時に大事なことは、できるだけ1次情報を集めること。

 

Twitter等で拡散されている情報は、誰かが転送している2次情報であり、その人の解釈や偏見が入り込む余地があるので、信憑性にかける。だから、ウソを平気で信用する人が続出してパニックになる。

 

やはり、信用できる機関が発信している情報そのものから、自分で読み取らなくてはならない。

 

ここで大事だと思うのは、たとえ山中先生が言っていることでも、全て鵜呑みにしないこと。そのような批判的意識を持って山中先生の話を聞くことで、自分が必要な情報を掴む力が伸びると考えている。

 

そしてもう一つ。最近改めて英語が理解できて良かったと思うことがあるのだが、それは英語でより早く世界の情報にアクセスできるからだ。

 

コロナの問題は、もはや中国や日本だけの問題では無い。世界中で感染が広がり、世界中の科学者がその対策を必死に研究してくれている。

 

この研究や論文が日本語に訳されるまでにはタイムラグがあるし、メディアは都合の良い情報しか発信しないので、全て信用できるわけでは無い。だから、英語で論文を読めるアドバンテージは大きい(医療系の専門用語はさっぱりわからないので、そんな時に山中先生の要約がとても助けになる)。

 

山中先生のサイトは、英語の論文のリンクを紹介してくれているので、そういう意味でもとても良いものだと感じた。

 

もし、他にも同じようなサイトがあればぜひ教えてください。

 

今日もありがとうございました。