男性育休教員の日常

某公立高校に勤務する育休取得中の教員の日常について記録するブログ

育休とります!

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いま、隣でスマホに夢中になっている妻のお腹の中で暴れ回っている新しい命。

 

昨年末に妊娠が発覚して早いものでもう10ヶ月が経とうとしています。

 

コロナ禍で普段通りの生活ができない日々が続き、普段なら気にする必要のないことにまでストレスを感じながら頑張ってくれている妻には、感謝しかありません。

 

そんな妻の隣にいるだけの私ですが、パパになりに当たって考えたこと。

 

①新しい命が生まれるということは奇跡

実は、今回の命を授かるまでに、私たちにとって2回、悲しいことがありました。

 

それまでは、妊娠が判明すれば、順調にお腹が大きくなり、生まれることが当たり前だと思っていました。

 

でも、6回に1回はこの世に生まれることなく、命を全うするということを、初めて知りました。

 

想像以上に辛い経験で、親しい友人にも打ち明けることができていません。

 

気づいていないだけで、周りにも同じような経験をした人がたくさんいる。

 

そのことを学ぶことができただけでも、その子たちには感謝に気持ちしかありません。

 

だからこそ、今度生まれてきてくれる子を大事にしようという気持ちが大きくなりました。

②育児ができるのは、今しかない

生徒にとって、学生生活は1度きり。

 

もちろん、教員にとっても今向き合う生徒との出会いも1度きりです。

 

でも、長い教員生活の中では、入学式も卒業式も何度も経験していくでしょう。

 

ただ、我が子の育児は本当に1回しかありません。

 

③生徒も大事だけど、自分の子供はやはり特別

もちろん、生徒も我が子もどちらも大切な存在であることは間違いありません。

 

去年担任をしていた生徒を卒業まで見届けたい気持ちはありました。

 

でも、今しかできないことはどちらか、と考えた時に、私は育児を取ることにしました。

 

私以外にも優秀な教員はたくさんいます。私の代わりを見つけるのは簡単です。

 

しかし、生まれてくる子にとって、親は私と妻の2人しかいないと改めて考えました。

④男性が育休を気兼ねなくとれる社会=みんなが暮らしやすい社会

最近、親の教育力が落ちているということを、教員同士でもよく話します。

 

一昔前までは、3世代で同居し、みんなで子供を育てることは当たり前だったと本で読みました。

 

今は、核家族化が進み、親以外が育児に関わる機会が少なくなりました。

 

しかし、父親の育児への参加率は以前低いままです。

 

男性の育休取得率「1割の壁」はじめて超える 「男性版育休法」追い風になるか(LIMO) - Yahoo!ニュース

 

2021年にもなって、やっと10人に1人、しかもたった数日でも取得した割合がこれです。

 

まずは、母親だけに負担させるのではなく、父親も一緒に参加すれば、少しでも子育てしやすい社会に近づくのではないか。

 

こんなことを考えながら、育休取得を決意しました。

 

ちなみに、タイトルも変更しました。笑

 

育休取得経験のある先輩方のアドバイスをいただきながら、頑張っていこうと思います。

 

ただ、出産予定日は今週末なので、まだ産まれてないんですけどね。

 

無事に産まれてくれ〜!